生まれてから3歳になるまでが、虫歯菌たちが棲みつきやすい時期だと考えられています。できるだけお箸やスプーン、コップなど、食器の共有をしないことで、だ液を介して移ってくる菌を減らすことを心がけましょう。
だ液が接触しても菌が少なければ移りにくくなりますし、菌自体のくっつく能力が低ければ棲みつきにくくできます。保護者の方やおじいさんやおばあさんはこの時期までに菌を減らして、その状態を維持しておくことが重要です。
また、お子さんのお口の中に菌の大好物の砂糖があると、虫歯菌は棲みつきやすくなります。3歳頃までは砂糖をお口に入れない方が虫歯菌はくっつきにくくなりますし、よく噛んで食べる習慣もこの頃から形成されます。
お口に入れるものを発育状況にあった柔らかさや大きさに調整していくことで成長を促し、健口づくりの基礎を築いていきましょう。